多くの人が「地球は丸い」と考えているはずだ。
もちろん、それが世間一般的に正しく、常識的な考えだといえるだろう。
しかし、世界には『地球平面説』を唱える”フラットアーサー”が存在するのも事実なのだ。
幼い頃から「地球は丸い」と教えられてきた我々にとって、「地球は球体ではなく平面」という考えは突拍子もなく、信じ難い。
一方で、多くの人が”丸い地球”を自分の目で見た事はなく、「地球は丸い」というのは幼い頃から習ってきた”常識”でしかないともいえる。
都市伝説好きな人なら心得ているかと思うが、「社会で公表されている事全てが真実だとは限らない」のだ。
そういった意味では『地球平面説』も非常に興味深く、頭ごなしに否定する訳にもいかない。
という事で、フラットアーサー達による『地球平面説』とはどのようなものなのか紹介していこう。
あなたは『地球平面説』を論破できるか?それとも信じるか?__
地球平面説とは?なぜ支持されるのか
引用:Twitter
地球平面説とは、地球が球体ではなく”平面で円盤”で、パンケーキのような形をしているという考え方だ。
地球平面説を支持するフラットアーサーは世界中に存在し、アメリカには600万人以上もの支持者がいるといわれる。
中には有名人も多く、NBA選手のカイリー・アービングや、ラッパーのB.o.B、女優のティラ・テキーラなどが地球平面説を支持しているのだ。
イギリスでも、人気クリケット選手のアンドリュー・フリントがNASAの月面着陸は嘘だと発言し、地球平面説を支持するべきだと話していた。
ブラジルでは、2000人以上の成人のうちの7%が「地球は丸い」という考えに疑問をもっているという調査結果がある。
引用:Twitter
イギリスでは1950年代に『地球平面協会(Flat Earth Society)』が結成されており、そのFacebookアカウントは20万人以上からフォローされている。
日本においても、少数ながら地球平面説を支持する人達は存在し、フラットアーサーによってイベントが開かれる事があるようだ。
地球平面説自体は古代から、地球球体説が一般的に浸透するまで唱えられてきたものである。
ギリシャでは、紀元前6世紀にはピュタゴラスによって地球球体説が生まれたが、それまでは地球は平面だと考えられてきた。
中国や日本においては、17世紀頃まで地球平面説が一般的な考えだった。
古事記や日本書紀、アイヌ民族の民謡においても地球平面説を示唆する描写がある。
そもそも日本では16世紀まで、”地球に住んでいる”という概念すら無かったのだから驚きだ。
基本的に、フラットアーサー達は以下のような地球平面説を唱えている。
- 地球は平面で円盤状
- 地球の中心は北極
- 地球の端(外周)は南極の氷の壁で囲まれている
- 宇宙など無く、地球にはドーム型の天井がある
- 重力など存在せず、地球が上昇を続けている
- 地球の地中は岩で満たされている
- 太陽と月はどちらも直径51km
- 太陽と月は上空4,800kmに位置し、24時間で周回する
これらの地球平面説に、証拠や根拠はあるのだろうか。
地球平面説の証拠や根拠は?
引用:Twitter
地球が球体ではなく平面だと考える人達は、地球が丸くて、超高速で自転しながら太陽の周りを回っている事など信じていない。
そもそも、超高速で回転している事など感じないのだから、地球は動いていないのだと主張している。
地球球体説はフリーメーソンやNASAが広めた陰謀であり、その証拠として”悪魔の数字”である”666”が使われているともいわれている。
- 地球の曲率は1平方マイルあたり0.666フィート
- 公転速度は時速666000マイル
なるほど、、都市伝説好きにはとても興味深い数字かもしれないが。
また、宇宙から撮影された地球などは全てCGであり、そもそも宇宙や重力は存在しないというのだ。
引用:Twitter
アポロが成し遂げた月面着陸などもフェイクで、それらは地球球体説を刷り込むためのNASAによる陰謀だったのだとか。
確かに、『NASA』というのはヘブライ語で「騙す・欺く」という意味であり、その辺りも非常に面白いのだが。。
確かに、アポロによる月面着陸については、”嘘だった説”が現在でも根強く噂されている。
その根拠として様々な理由が挙げられているが、それについては別記事で紹介させて頂く。
さらに、南極の上空を飛行する事が禁止されている事や、南極条約によって南極が厳しく管理されているのは、南極が地球の端である事を隠す為だと主張する。
北極や南極はどこの国にも属しておらず、南極条約によって申請なしでは行く事が出来ないし、個人的な用事でいく事はほぼ不可能なのだ。
フラットアーサーらは、地球が平面である事や、南極の氷の壁の向こう側を隠す為に各国の政府やNASAが南極を厳重に管理していると考えている。
国連の旗はフラットアース世界を表しているという主張も。
そのほか、フラットアーサーであるエリック・デュベイ著書の『アトランティスの陰謀』には、地球が球体ではなく平面である”200の証拠”が記されているのだという。
一方で2019年には、YouTubeで地球平面説を肯定するような動画は、おすすめに表示されないなどの制裁が加えられた。
これは、誤った情報を広めないための措置なのだろうか。それとも、不都合な”真実”を隠すための陰謀なのだろうか。。
などと色々な想像を掻き立てられるのが、都市伝説の面白いところである。
地球が球体であれ平面であれ、いずれにせよフラットアーサーたちの”常識を疑う考え方”については、多少見習いたい部分もあるかもしれない。
もちろん、人に意見を押し付けるのは良くないが。
ただ、世の中には知らない事が多すぎるし、学校で習った事やニュースで報道される事だけが真実だとは限らない。
その中で、与えられた情報や環境を鵜呑みにするだけではなく、時には当たり前の常識を疑う事も今後の世界では必要になってくるだろう。。(意味深)
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