みなさんは「引き寄せの法則」というものをご存知だろうか。
夢を叶えている人ほど、自然と引き寄せの法則を活用しているともいわれる。
そんな素敵な法則があるのなら、騙されたと思って取り入れてみる価値はあるかもしれない。
興味がある人たちのために、引き寄せの法則とはどのようなものなのか紹介していこう。
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引き寄せの法則とはなにか
引き寄せの法則は、願っている事を具体的に強くイメージしていれば良い結果を引き寄せられるというものである。
とはいえ、ただただ願っていればいい訳でもなく、引き寄せの法則は意外と奥が深いようだ。
自分の今の現状は全て自分の思考や意識が引き寄せた結果であり、人間関係においても自分のような人間を引き寄せるといわれている。
ポジティブな感情でポジティブな願いをイメージしていれば、自然と良い事が引き寄せられていくし、ネガティブだと良くない現実を引き寄せるそうだ。
人間関係においても「類は友を呼ぶ」という言葉通り、似た物同士が集まる傾向にある。
良い人間関係を築きたければ自分の人間性を高めた方が良いという、至って当たり前の事かもしれない。
つまり、行動や考え方を見直す事で、人間関係や自分の環境は大きく変えられるという事になる。
引き寄せの法則では、自分の潜在意識に願いのイメージを刷り込ませる事によって、無意識レベルで成功へ近付くといわれる。
人間の意識は”顕在意識”と”潜在意識”に分かれており、私たちが普段認識できているのは”顕在意識”。
そして、無意識のうちに思い込んでいるものを”潜在意識”という。
潜在意識は人間の意識の95%を占めている事から、人間は無意識に信じ込んでいる部分の方が圧倒的に多いのだ。
その為、目標や願いがあったとしても「どうせムリだ」と無意識な思い込みがあれば、意識は自分が思い込んでいる事の証拠を集めていく。
そうなると、自然と目標からは遠ざかっていく訳だ。
引き寄せの法則について「そんなもので願いが叶う訳はない」と思っている人は、その時点で願いが叶わない現実を引き寄せているという事になる。
逆に、強く信じ込むことで潜在意識に刷り込み、願いを引き寄せていくことができるそうだ。
引き寄せの法則のやり方は?簡単?
引き寄せの法則では、「夢は必ず叶う」と強く信じる気持ちと、願いが叶って成功している姿を具体的にイメージする事がまず必要だといわれている。
例えば、お金持ちになりたければ「お金持ちになりたい」と願うのではなく、「自分はお金持ちだ」と思い込むことで潜在意識にも刻まれていく。
潜在意識の中で自分が信じている事に対し、本能的にその現実に近付いていこうとするといわれる。
また、スピリチュアル的に言えば思考=波動であり、今の自分と願いが叶った時の自分の「波動を一致させる」ことが大切なのだそう。
そのためにはネガティブな思考を捨て、ポジティブな思考や言動を心掛ける必要があるという事だ。
引き寄せの法則でいうならば、ネガティブな思考は良くない結果を引き寄せ、ポジティブな思考は良い結果を引き寄せる。
ネガティブよりポジティブ、不足感より満足感、そして”感謝”が大切だという。
常に感謝しているという事は、自分が満たされていて高い波動を保っている事になる。
そうなれば自然と良い事が舞い込むようになり、願いは叶いやすくなっていくといわれる。
感謝には、相手も自分も幸せにする最強パワーがあるという訳か。
引き寄せの法則で願いが叶う前兆はある?
他人に対する嫉妬や周囲との比較が自分の中で無くなってきた時、良い引き寄せが起こるといわれている。
小さなラッキーが増えていくともいわれるが、それは小さな幸せに感謝できるようになる事が、更なる幸運を引き寄せるという事なのかもしれない。
そうして楽しい気分や幸福感を日々感じ、満足感が高まるにつれ波動が高くなり、どんどん願いの実現に近付いていくという。
また、自分が欲している物や状況を、日常的に目や耳にする事が増えていくそうだ。
これは自分の波動が、望んでいる自分の波動に近づいている事を意味するのだとか。
生活の中でゾロ目の数字を見たり、望んでいる事がベストタイミングで起こる”シンクロニシティ”が起こりやすくなる事も前兆だといわれる。
さらに、大きな環境の変化も引き寄せの前兆である場合があるようだ。
人間関係が壊れたり、仕事を失うなどといったネガティブに感じてしまう出来事も、良い流れの場合があるという訳だ。
その場合は自身の価値観や波動が良い方向に変わり、それに伴って不必要な環境から離れているという事だろうか。
引き寄せの法則は嘘?本当?
引き寄せの法則で願いが叶うのは”本当”だとは言い切れないが、あながち”嘘”ではなさそうだ。
引き寄せの法則で成果が出るのか、疑う人の方がもちろん多いだろう。
疑う気持ちがあれば成果は出ないのかもしれないが、、
実際に引き寄せの法則で成功を納めている一流アスリートや経営者は多く、メジャーリーガーの大谷翔平選手もその一人だという。
一見信じ難い引き寄せの法則だが、”引き寄せの法則”として考えずに”当たり前の結果”として考えた方が納得がいくのかもしれない。
成功する姿を具体的にイメージするという事は、具体的に何をしていかなければいけないかという事も分かっていく。
自然と、とるべき行動をとり、吸収すべき情報を吸収するようになっていくだろう。
そうして夢が叶ったのなら、自分自身が努力して掴んだ結果なのではないかという気もするが。。
もちろん、そこには運要素も絡んでくるだろうし、そういった意味では常にポジティブで感謝を忘れず過ごしていれば、運気が上昇するのも納得がいく。
引き寄せの法則の根幹はこういった部分だったのかもしれない。
また、プラシーボ効果による影響も大きいのではないだろうか。
プラシーボ効果は、病気の人が薬ではないものを薬だと言って与えられても、40%程度の人に効果が出たという実証から提唱されたもの。
例えば、引き寄せの法則を信じている病気の人が「治るように」という願いで引き寄せの法則を実践すれば、プラシーボ効果によって本当に治る可能性は十分にあるだろう。
さらに、脳内のイメージトレーニングだけでも、スポーツなどの技術が向上するという記録もある。
具体的にイメージすることが、成功や夢の実現に大きく影響することは明らかなのだ。
これらの事からも「引き寄せの法則で願いを叶える」ということは、決してスピリチュアル要素だけに頼っている訳ではないように思える。
引き寄せの法則は、あくまで自分で夢を実現する為の”教え”なのだろうか。
仮に、本当は願いが確実に叶っていなかったとしても、こじつけによって引き寄せの法則の成果だと感じてしまう人もいるだろう。
いわゆる”確証バイアス”という、自分に都合の良い情報や証拠を集めて都合良く解釈する心理傾向である。
そうなると結局のところ、引き寄せの法則の効果を実感できるかどうかは、考え方や感じ方次第という事なのかもしれない。
ただ、引き寄せの法則を実践するデメリットよりもメリットの方が多そうなので、気になる人は実践してみて欲しい。