悪魔のほくろ

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あるOLが夏休みを利用して東南アジアへ旅行に出かけた時の話だ。
遊び疲れた彼女がホテルのバルコニーでうたた寝をしていると、なにかが顔を這いまわる感触を感じた。
目覚めると、なんと彼女の顔の上を一匹の蜘蛛が這いまわっているではないか。
彼女は慌てて蜘蛛を振り払うと、頬にかゆみを感じたので鏡を覗いてみた。
見ると、頬のあたりに赤い小さな腫れ物ができている。
今の蜘蛛に噛まれたためらしい。

休暇を終えて帰国した後も腫れ物のかゆみは引かない。
それどころか腫れ物はどんどん大きくなり、やがて黒く変色してほくろのようになってしまった。
ある日の朝、彼女は鏡を覗きこんで、かなりの大きさになったその黒いできものをなんとはなしに爪の先でつついてみた。
するとそのほくろは皮がむけるようにして割れ、中から小さな黒い蜘蛛がうじゃうじゃと湧き出してきたのだ。
彼女はあまりのことにショックを受け、そのまま気を失ってしまった。

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