牛の首

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一番恐ろしい怪談と呼ばれるものは「牛の首」という怪談だと言われている。
この話は江戸時代からあるもので、寛永年間(1624~1643)に書かれた庶民の日記にすでにその名が登場している。
しかし、そこに名前があるのは「牛の首」という恐ろしい怪談が存在するという記述だけで、その内容は「今日、牛の首という怪談を聞いたが、あまりにも恐ろしい話なのでここには書けない」として語られてはいない。

このように文献にはっきりとした形で残ることはなかった「牛の首」だが、その物語は口伝えで今日まで語り継がれている。
その内容をここに記したいものだが、あまりにも恐ろしい内容なので、やはり記すのは憚れる。それを読んだ人が恐怖でおかしくなったり、呪われたりしたら後味が悪いし、私自身も思い出したくない話なのだ。

ここでは、「牛の首」に関する一つのエピソードを記すことにする。実際にその物語を知っている者に起きたことだ。
その人物は小学校の教師である。

 彼は遠足に向かうバスの中で子供たちに怪談を語り聞かせていた。
 普段は騒々しい子供たちも真剣に聞き入り、本気で怖がっていた。
 気をよくした彼は、最後にとっておきの怪談「牛の首」を話すことにした。
 彼は声をひそめ子供たちにこう言った。
 「これから話すのは『牛の首』という怪談だ。牛の首とは・・・」
 ところが、彼が話を始めて間もなくしてバスの中に異変が起きる。
 子供たちが物語のあまりの恐ろしさに怯え、口々に「先生、もうその話はやめて!」と訴えだしたのだ。
 ある子供は真っ青になりながら耳を塞ぎ、別の子供は大声を上げて泣き叫ぶ。
 ところが、それでも彼は話をやめようとしなかった。
 彼の目は虚ろで、まるで何かに取り付かれたかのようであった・・・

 するとバスが急に停止し、異変を感じた彼は正気に戻った。
 彼が運転席を見ると、運転手が脂汗を流しながらと震えている。
 これ以上は運転を続けられないと思い車を止めたのであろう。
 さらに辺りを見まわすと、生徒たちは皆、口から泡を吹いて失神していた。
 彼はそれ以来「牛の首」の話を封印した。

真相

結局「牛の首」の話がなんなのかわからないまま終わっていますが、そもそも「牛の首」という怪談そのものは存在しません。
小松左京氏の「牛の首」というショート怪談(「石」に収録)があり、上記とほぼ似た内容(牛の首の内容は語られない)なのでそれが出典ではないかと言われています。しかし、小松左京氏はもともとこういった小噺は昔から出版業界にあり、筒井康隆氏や今日泊亜蘭氏が出処だとする説もある。

小学生なんかが、なにも知らないのに「すごいこと知ってるぞ、でも教えてやらない」などと言ったりして偽自慢をするケースがあるが、この話はそれに近いのではないだろうか。
「『牛の首』っていう怖い怪談知ってるけど、怖くて言えない・・・」ほら似てる。

ところが、この怪談(都市伝説)が消化不良のまま現代に伝わってきたのをいいことに、近年なかったはずの「牛の首」の内容が出回っている。

【その1】
戦国時代に「牛ノ首衆」という人の頭蓋骨と使い、儀式をする人たちが、本願寺とキリシタンの戦争に巻き込まれ、織田信長を頼ったために、織田信長が呪いの力で武田信玄や上杉謙信をも破ったという歴史ばかにしてんのかという内容。
この話の語り手に「今日泊君」という名前が出てくるのは、この話を今日泊亜蘭氏と関連があると見せかけるための工作だったのではないかと思われる。

【その2】
天保の飢饉の時、飢えに苦しむ人々は、人をも食らうようになっていく。しかし、そのまま同じ村の人を殺すのに抵抗があるので、牛の首の皮を人にかぶせ、「牛追いの儀式」として、殺していた。その殺された人の怨念が・・・という怪談ではなく単なる猟奇的悲劇話。


今後もいろんな「牛の首」が出てくるのかもしれない。でもそれらは真実ではない。
ちなみに私は「牛の首」の本当の話を知っています。でも恐ろしくてここには書けません(笑)

コメント(10)

ききたくないおぉーやだよおぉーこわいおぉー

それなんて鮫島?

それなんて鮫島?

全編は知らないけれど、とても悲しい不幸な話です。東北の話です。書くのも不気味です。核心をいえば飢餓のとき、人が喰われてしまったのです。その首塚にまつわる話です。恐れ多いので辞めます。合掌

どうせしらないんでしょ!!」

↑に書いていたように、聞いたらあなた死ぬんじゃないんですか?ww


私も知ってますよww

牛の首は、このサイトにのってる時点で、

存在しない怪談だってことを……(ToT)/~~~

結局のところ、牛の首って恐ろしい話っていう話なんですね(笑)

牛の首の本当お話、もったいぶらずにきかせてください。

結局「牛の首」の真相は不明ですね。

で「牛の首」ってなに!?

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